浦和新加入FWはチームに足りなかったラストピース 3試合4得点で証明した自身の実力

いきなりの大活躍でチームを勝利に導くユンカー photo/Getty Images

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前線での働きが素晴らしいユンカー

新監督就任も序盤は思うように勝利を積み上げられなかった浦和レッズ。それでも、新加入選手の躍動や既存戦力の奮起もあり、強い浦和が戻ってきている。そんな好調をキープしている浦和の流れを更にブーストさせる存在が新加入のカスパー・ユンカーだ。

デンマーク出身のユンカーは昨季ノルウェーリーグのFKボデ/グリムトでリーグ得点王となる27ゴールを決め、今季から浦和レッズに加入している。欧州を舞台に戦っていただけに、チーム加入後から3試合で4得点と実力は証明済だ。

3-0と勝利したガンバ大阪戦でもユンカーの強みが出た。先制点の場面では右サイドからのクロスを下がりながらヘディングでゴール右に流し込んでいる。確かに身長186cmと大きいが対峙した三浦弦太に手で押さえられており、本来であればボールに触ることが出来ないが、後ろに飛んでゴールを記録している。相手から下がるアイデアとそれを実現して見せるユンカーのフィジカルの強さが証明されたシーンとなった。ましてや相手は日本代表級の選手であり、レベルの高さが感じ取れる場面であった。

また、前線に収まる選手が不在であった今季の浦和だが、ユンカーの加入でその問題も解決されたようだ。先制点直後のシーンでは自陣からのクリアを拾うと簡単に相手を剥がしてゴール前まで運んでいる。前線の選手がこのプレイをできれば後方の守備陣はディフェンスラインを上げることができるため一気に相手陣内に攻め上がることができる。その後もゴールを決めており、この日のパフォーマンスは百点満点と言っていいだろう。

ユンカー加入後リーグ戦は連勝の浦和。次節のヴィッセル神戸でも勝利を挙げ、上位を目指して欲しい。

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