“プレミア直近10戦7勝”に大きく貢献 リヴァプール初得点も決めた新DFリーダー

チームの2点目を決めるフィリップス photo/Getty Images

バーンリー戦で初ゴールをマーク

プレミアリーグ第37節が行われリヴァプールはバーンリーに3-0で勝利。貴重な勝ち点3を獲得し、順位も4位に上がった。そんなリヴァプールで、守備の要となっているのが、今節チームの2点目を記録したナサニエル・フィリップスだ。

フィリップスはこの試合もスタメン出場を果たす。リース・ウィリアムズとの若いCBコンビは、前半は相手に背後を取られ、ロングボールからシュートまで持っていかれるなどピンチを招く。しかし、最後まで身体を寄せることで簡単にシュートを打たせず無失点で凌ぎ切る。

1点を先制した52分、CKのこぼれ球を拾ったリヴァプールはパスをつなげると、サディオ・マネがドリブルで仕掛けて中央はクロス。それに合わせたのはフィリップスだった。リヴァプールでの初得点は、豪快なヘディングでのゴールとなった。さらに68分には相手のCKから決定機をつくられ、相手が頭で合わせたボールはGKアリソンの手を抜けていくも、ゴールライン上でカバーに入っていたフィリップスが掻き出してクリア。守備でも大きな存在感を見せた。

無失点で試合を終わらせたフィリップス。頼りになるDFリーダーへと成長した彼は今節、守備だけでなく攻撃でもチームに貢献した。今季は本人にとってもまさかなシーズンだったかもしれない。出始めは安定感を欠くこともしばしば見られたが、出場機会を増やすことで安定したプレイを披露。プレミア直近10試合で7勝2分1敗と好成績を残すリヴァプールにおいて、フィリップスの不在時に2分しており、現在のチームに重要な役割を果たしている。

来季はフィルジル・ファン・ダイクやジョー・ゴメスが復帰することもあり、激しいポジション争いが予想される。しかし、今シーズンに得た経験はフィリップスにとって大きな財産になるだろう。リヴァプールにおいても今季のフィリップスの活躍は大きな評価に値されるはずだ。そんな今シーズンもラスト1試合となった。来季再び欧州のトップレベルの舞台で戦うために、最終戦もフィリップスの攻守に期待だ。

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