ケイン獲得クラブはタイトルへ一直線? トッテナムにまつわる“あるジンクス”とは

得点王とアシスト王にダブル受賞もあるケイン photo/Getty Images

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国内外から獲得の噂が上がる

今季限りで退団の意を示しているのがトッテナムのハリー・ケインだ。欧州トップレベルでのプレイを望みながら、トッテナムはプレミアリーグで現在7位。第37節ではアストン・ヴィラに敗れて欧州大会出場への可能性もなくなっている。

そのケインに対して国内外のビッグクラブが興味を示している。今季のプレミアリーグでゴールとアシストの両ランキングでトップに立つイングランド代表FWを欲しがらないクラブはないだろう。さらにトッテナムから移籍した選手はあるジンクスも持っている。

それはトッテナムから移籍した選手は、その年に移籍先のクラブでタイトルを獲得しているというジンクスだ。まず挙げられるのが2008-09シーズンにトッテナムからマンチェスター・ユナイテッドへ移籍し、初年度にプレミアを制覇したディミタール・ベルバトフだ。2010-11では20得点を奪い得点王にも輝いている。
トッテナムから素行不良により出場機会を与えられず、ミランへ移籍したケヴィン・プリンス・ボアテングもその1人だ。トップ下のポジションにフィットし、7年ぶりのスクデット獲得に貢献。2017-18シーズンよりマンチェスター・シティへと移籍したカイル・ウォーカーもレギュラーに定着し、プレミアリーグ優勝に大きく貢献した。

ガレス・ベイルはレアルに移籍後、リーグタイトルは獲得できなかったものの、UEFAチャンピオンズリーグで優勝を果たした。昨季までナポリに所属していたフェルナンド・ジョレンテはトッテナムからの移籍初年度でコッパ・イタリアを制覇。欧州以外では広州恒大へと移籍したパウリーニョが中国超級リーグとAFCチャンピオンズリーグでトップに立っている。フィンセント・ヤンセンもモンテレイへの移籍初年度でメキシコリーグ優勝に輝いた。

ここまで数々の選手たちが移籍後に栄冠を勝ち取ってきた。今季のプレミア王者のマンチェスター・シティを始めとする国内勢や、今季主役の座をアトレティコ・マドリードに奪われているスペインの2大クラブも彼の獲得を目指している。こうなると注目したいのがケインが移籍したクラブが来季、何かしたらタイトルを取れるかどうかという点だ。

ここまで多くの選手たちが移籍初年度でタイトルを獲得してきた。他クラブへ移籍となればエースとしての期待がかかるケイン。彼もジンクス通りに移籍先でタイトルを手にすることができるだろうか。ケイン個人だけではなく所属クラブもどのような成績を残すか期待したい。

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