まさかの“構想外”から1年 ゴールという結果で自らの価値を示したアトレティコのエース

優勝決定後に涙を流したスアレス photo/Getty Images

逆転ゴールを決めて優勝に導く

アトレティコ・マドリードはリーガ・エスパニョーラ最終節でレアル・バジャドリードと対戦した。勝てば優勝が決まる一戦は先制される苦しい展開も、後半に2ゴールを決めて逆転勝利。レアル・マドリードを振り切りリーガ制覇を果たした。

この試合で逆転弾を決めたのは、やはりルイス・スアレスだった。アトレティコのエースは67分、相手のパスミスを自陣で奪うとそのままスピードで相手を置き去りにする。GKとの1対1を確実に決めると、チームに大きな勝ち点3をもたらした。

今季21ゴールを決めてアトレティコを優勝に導いたスアレス。昨季はバルセロナで多くの批判を受け、昨夏にはチームから構想外と伝えられて退団した。そんな悔しいオフを過ごしたスアレスは、アトレティコへ移籍してゴールネットを揺らし続けることで自身の価値を示した。

スアレスは優勝後、涙を浮かべる姿も見せた。昨夏のことを思い出し感極まったのかもしれない。34歳となったウルグアイ代表FWは今もなお、結果を残して自らの評価を上げている。彼の奮起なくして今季、アトレティコが優勝を成し遂げることはできなかっただろう。悔しい経験を力に変えたスアレスが、ゴールを積み重ねてチームに歓喜の瞬間をもたらした。

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