名古屋の前に攻撃陣が沈黙 攻撃の生命線であるサイドバックを封じられた徳島ヴォルティス

右サイドバックとしてチームに貢献した岸本(画像はイメージ) photo/Getty Images

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勝ち点1を獲得した徳島

前節のサンフレッチェ広島戦ではダニエル・ポヤトス新体制で初勝利を飾った徳島ヴォルティス。4連敗と苦しい時期が続いたものの、なんとか白星を挙げることが出来た。そんな徳島は22日、ホームに名古屋グランパスを迎えた。

この日も徳島が得意とする自分たちでボールを保持して戦うポゼッションサッカーを展開。前線の垣田裕暉を起点として攻め上がり、左でボールを作れば右サイドが空くため、そのスペースに右サイドバックの岸本武流がオーバーラップをする。その逆もあり、右で展開すれば、左サイドバックのジエゴが高い位置を取る。この両サイドの上りから前線で高さのある垣田が仕留める場面がこれまで何度か見られた。

しかし、ここで問題が発生してしまう。右サイドの岸本がオーバーラップするも名古屋の相馬勇紀がプレスバックし、仕事をさせてもらえないのだ。どれだけ左で釣って右サイドのスペースを空けても、相馬の素早い戻りや左サイドバック吉田豊が堅実な守備を見せており、岸本の持ち味が消されていた。サイドバックの積極的な上りを強みとしているだけに、消された場合の対応は今後の課題となるだろう。

それでも、守備では岸本を始めとする守備陣が体を張った守備を見せ、名古屋相手にクリーンシートを達成。上位相手に勝ち点1を獲得した。

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