次々に若手がブレイクしたレスター 来季は3度目の正直となるか

レスターで指揮官を務めるロジャーズ photo/Getty Images

またしてもCL出場権を逃してしまった

2季連続での5位フィニッシュとなったレスター・シティ。2015-16シーズンの「ミラクルレスター」以降は不安定な時期もあったが、今の安定した強さは非常に素晴らしいと言える。CLこそないもののELの出場権は獲得しており、クラブ史上初のEL制覇を目指して欲しい。

惜しい結果に終わった今季だが、若手の躍動が目立ったシーズンであったと言える。現在は負傷離脱中だが、ハーヴィー・バーンズが攻撃で中心選手となり、前線を支えていた。左サイドバックではチェルシーへ移籍したベン・チルウェルの穴を埋める活躍を見せたジェームズ・ジャスティンがいる。世代別の代表にも選ばれており、フル代表も近いだろう。

シーズン終盤にはそのジャスティンが負傷離脱となり、19歳のルーク・トーマスがデビューを果たした。当初は頼りない印象であったが、マンチェスター・ユナイテッド戦ではゴールを決め、白星を掴んでいる。

また、ウェズレイ・フォファナは加入初年度ながら3バックの一角として不動の地位を築いており、3バックへの戦術変更もフォファナが居なければ実現しなかっただろう。来季はジョニー・エヴァンズに代わるディフェンスリーダーとしての成長に期待したい。

最後は24歳と若手の枠を超えているかも知れないがケレチ・イヘアナチョの大ブレイクだろう。2021年に入って覚醒したナイジェリア代表ストライカーはゴールを量産し続け、この順位で終われたのはイヘアナチョのおかげであると言える。来季もこの活躍を継続して欲しい。

このように若手の成長が目立った今季のレスター。来季は現在のチーム力を継続し、3度目の正直であるCL出場の目標を叶えることができるのか。

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