37歳にして成長を続ける京都サンガFWピーター・ウタカ そのスタイルはFWの完成像か

ストライカーとしてチームを支えるウタカ photo/Getty Images

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首位に立った京都

上位対決となった明治安田生命J2リーグ第15節京都サンガF.C.対アルビレックス新潟の一戦は1-0で京都が勝利し、勝ち点3を獲得した京都が新潟を抜き首位に躍り出る形となった。新監督にチョウ・キジェを迎え、ここまで好調を維持している京都。2010年以来となるJ1昇格が現実味を帯びてきている。そんな京都で前線の中心人物としてチームを引っ張っているのはピーター・ウタカだ。

2015年に清水エスパルスに移籍後、多くの日本のチームでプレイしているウタカ。昨季から京都の一員として活躍しており、J2得点王のタイトルを獲得している。今季もここまで8ゴールを挙げており、リーグ2位の成績を残している。

そんなウタカは新潟との直接対決では[4-3-3]のセンターフォワードとして先発を果たしている。試合の流れは新潟がボールを持って京都が受けるといった形となっており、守備のタスクが増える試合であったが、ウタカは前線から積極的にプレッシャーを掛けていた。

ボールを持った際は前線で張るだけでなく、3トップの松田天馬、武富孝介とポジションを柔軟に変更しており、トップ下のように振舞う場面も見られた。その場合は後半60分のようなバイタルエリアで受けて素早く反転し、スルーパスを供給する選択肢の豊富さを見せており、ストライカー以外もこなすFWの完成像が見えた一面であった。

その後も前線でのプレスや高いキープ力で攻撃に貢献していたウタカ。37歳にして試合終了時まで走り続けるスタミナは称賛に値すると言える。今後も好調をキープし、J1昇格を達成して欲しい。

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