“完全復活”のためにはプレミア制覇が必要 再びマンUに黄金時代は訪れるか

今季も好成績を収めたマンUだが、見据えるのはプレミア制覇だ photo/Getty Images

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今季の2位はあくまでも通過点

2020-21シーズン、お隣マンチェスター・シティに優勝こそ譲ったものの、プレミアリーグを2位でフィニッシュすることに成功したマンチェスター・ユナイテッド。2010年代は苦しい時期を過ごしたイングランドの名門だが、彼らにはようやく復活の兆しが見えてきた。ポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスを中心に、赤い悪魔はここから再び隆盛のときを迎えるかもしれない。そんな期待を抱いているファンも多いはず。

しかし、やはりその復活を印象づけるためにはプレミアタイトルが欲しいところだろう。いくら好成績を残しているとはいえ、まだ頂点には届いていない。そういう見方はできる。少しハードルは高いかもしれないが、マンUはそれほどのブランドを持ったクラブなのだ。

実際、1シーズンだけ2位でフィニッシュしたからといって、安心できないのはファンも重々承知だろう。マンUは2017-18シーズンにもリーグ戦を2位で終えたが、翌シーズンには6位に逆戻りした経験が。当時とチームの状況が違うことは考慮しなければならないが、やはりタイトルを獲得するまで気を抜けないのは事実だろう。
「これからの僕らにとってトロフィーがどれだけ重要であるかは、誰もが知っているところだと思う。もちろんゲームに対するアプローチも大事だけど、さらに重要なのは最終的な結果さ。常に改善していくのがベスト。明日には今よりも改善していなければならない。それを積み重ねてタイトルを獲得したいと思っているよ。それこそ今のユナイテッドには必要なんだ」(英『Daily Mirror』より)

チームの大黒柱であるB・フェルナンデスも、今のマンUにはタイトルが必要とこのように語る。かつての栄華を取り戻すべく、準備は整ったプレミアの赤い悪魔。はたして、彼らは来季こそ2012-13シーズン以来となるプレミアの頂点に立つことができるのか。まずは重要な試合での勝負強さを取り戻すためにも、現地時間26日に行われるヨーロッパリーグ決勝で優勝を掴み取りたいところだ。

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