今後を左右するアンカーの人選 プレミア王者が欲するボールハンターとは

プレミア行きが噂されているザカリア photo/Getty Images

獲得の噂に上がっているザカリア

シーズン序盤から離脱が多かったアグエロの影響もあってか、今季のシティは偽9番のシステムやイルカイ・ギュンドアンといった新しい点取り屋を生み出し、このアルゼンチン代表FW不在でも今季を乗り切ることに成功した。これで全ポジションでの世代交代が完了したかに思われたが、シーズン終盤にきてロドリがコンディションを崩し、フェルナンジーニョにスタメンを明け渡すことになっている。

現状ではフェルナンジーニョが抜群の安定感を見せており、今後もロドリとフェルナンジーニョの併用で行きたいが、年齢も考えると早急に後釜を探す必要がある。

そこで話に上がっているのがボルシアMGのデニス・サカリアだ。英『Manchester Evening News』によればマンチェスター・シティは昨年の夏からザカリアを追っており、フェルナンジーニョの後釜に据えたいと考えているようだ。報道によれば今季に負った怪我も治っており、復帰前のパフォーマンスに戻っているようだ。

ザカリア獲得となればアンカーのポジションは今後数年、選手獲得が必要なさそうだ。身長191cmとロドリに並ぶサイズがあり、24歳とまだ若い。ボール奪取を強みとしており、そこからの切り替えの早さには目を見張るものがある。

自身がお手本にしている選手にポール・ポグバを挙げるなど少し前線への意識が高い選手ではあるが、フェルナンジーニョにはないテクニックを持っており期待が出来そうだ。

次々とクラブを支えたレジェンドが退団し、転換期を迎えているプレミア王者。チームで最も重要となるアンカーポジションの人選には最大の注意が必要となりそうだ。

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