“年齢などただの数字” 30代でもチームトップの得点数でリーグ制覇に導いたストライカーたち

アトレティコを優勝に導いたスアレス photo/Getty Images

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30歳を越えながらも得点を重ね続ける

“年齢などただの数字” 30代でもチームトップの得点数でリーグ制覇に導いたストライカーたち

今季の欧州5大リーグでは数々の30歳を超えるベテラン選手たちが活躍してきた。そんな中で30代ながら移籍し、初年度で自身の持ち味を存分に発揮し、チームをリーグチャンピオンに導いた2名のストライカーがいる。

まずは昨オフでバルセロナに“戦力外通告”のような形で放出され、アトレティコ・マドリードへ移籍したルイス・スアレスだ。スアレスはアトレティコへ加入初年度ながら、リーガ・エスパニョーラで20ゴールをマーク。自身の得点能力を遺憾なく発揮してバルサを見返すと、アトレティコを7年ぶりのリーガ制覇に導いた。
勝てば優勝となった最終節のレアル・バジャドリード戦でも、1点を先制される苦しい展開となったが、1-1で迎えた67分に勝敗を決めるゴールを奪った。優勝決定後に涙を見せたスアレス。昨オフの苦しさを思い出して感極まったのだろう。

さらに35歳ながらリーグ・アンへ初挑戦を果たしてパリ・サンジェルマンの1強時代に終止符を打った男がいる。リールのブラク・ユルマズだ。ユルマズは昨季トルコのベシクタシュを退団。トルコ国内では通算323試合出場で187ゴール44アシストと結果を残していたが、欧州5大リーグは初挑戦だった。そんなユルマズだったが、自身の得点能力は国を変えても衰えることを知らず。今季、28試合出場16得点を決めてチーム得点王に輝くとリールを10年ぶりのリーグ・アン優勝に貢献。PSGの4連覇を阻止した。

34歳のスアレスと35歳のユルマズ、どちらも移籍初年度ながらゴールを奪い続け、チームを久しぶりのリーグ優勝へと導いた。34歳のスアレスと35歳のユルマズ、どちらも移籍初年度ながらゴールを奪い続け、チームを久しぶりのリーグ優勝へと導いた。環境が変わることで自らの能力を発揮できなくなる選手も多い中で、彼らは得点を決め続ける力を持っていた。その原動力としてスアレスはバルサを見返したいという反骨心や、ユルマズにはトルコで培った経験があったのだろう。30代を超えた今もなお、得点を決め続けるストライカーたちは、年齢などただの数字だと訴えるような強い力と経験を持ち合わせている。30代を超えた今もなお、得点を決め続けるストライカーたちは、年齢などただの数字だと訴えるような強い力と経験を持ち合わせている。

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