当時18歳だった彼はEUROで活躍して見せた 5年たったレナト・サンチェスの現在地

着実に成長を見せているサンチェス photo/Getty Images

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ポジション争いは熾烈を極めることになりそうだ

約10季ぶりのリーグ・アン優勝となったリール。直近の3年間はパリ・サンジェルマンがリーグタイトルを手にしていたが、ここに来て古豪の復活と今後のリーグ・アンは面白くなりそうだ。

そんなリールだが、前回のEURO2016で活躍した懐かしい選手が在籍している。ポルトガル代表の23歳、レナト・サンチェスだ。前回大会後にバイエルン・ミュンヘンに移籍したサンチェスは2019年からリールに在籍している。今季は中盤で一定の出場機会を得ており、リーグ・アン制覇に貢献している。

前回大会時のイメージではフィジカルを武器にドリブルで敵陣を切り裂く猪突猛進タイプの選手であったが、今季のリールでは後方で冷静にゲームを作りつつも前線に上がれば切れ味抜群の切り返しからシュートを放つなどお手本のようなダイナモとして成長を遂げている。

前回大会時は18歳と若かったサンチェスだが、今回のEUROではどのような活躍を見せるのか非常に楽しみである。

直近の代表戦でポルトガルは[4-3-3]のフォーメーションで試合に臨んでおり、出番があるとすればインサイドハーフとなるだろう。ライバルとなるのはブルーノ・フェルナンデス、ベルナルド・シウバ、ジョアン・モウティーニョあたりとなっており、彼らからポジションを奪わなければならない。

非常に厳しいスタメン争いが予想されるが、こういった短期決戦では全選手の力が必要となるため、サンチェスの出番は確実に回ってくるだろう。ポルトガルはグループFとなっており、同国はハンガリー、フランス、ドイツのいわゆる死の組だ。

優勝候補というプレッシャーはあると思うが、23歳になったサンチェスの実力を証明する大会になることに期待している。

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