韓国代表元Jリーガーがリーグ・アンで大活躍 日本も続きたい攻撃的選手の台頭

フランスで主力として活躍しているウィジョ photo/Getty Images

12ゴールを挙げたファン・ウィジョ

今季のリーグ・アンは3連覇中のパリ・サンジェルマンではなく古豪であるリールの優勝で幕を閉じた。最後まで両チームが首位を争い、結果1ポイントを上回ったリールの勝利と白熱した展開を見せてくれた。そんな盛り上がったフランスリーグだが、日本サッカーに馴染みのある選手が活躍していた。FCジロンダン・ボルドー所属のFWファン・ウィジョだ。

2017年からガンバ大阪に在籍していたウィジョ。翌年には6試合連続ゴールを決める大活躍を見せ、Jリーグベストイレブンに選出されている。2019年からボルドーに所属しているウィジョは初年度で6ゴールを挙げ、今季は12ゴール3アシストと攻撃面で大きな貢献を見せた。

今季は[4-4-2]の2トップの一角として不動の地位を築いたウィジョ。12ゴールとチーム最多のゴールを記録した決定力はさすがの一言だ。右利きということもあり、左サイドに流れてウインガーのように振舞えるのもプレイの幅が広く彼の強みであると言える。そこからのドリブルやクロスといった選択肢が豊富な点も評価できるポイントであり、同じ韓国代表のソン・フンミンとプレイスタイルが似ているように思える。

前述した通り12ゴールが今季クラブ最多の数字であり、次がサムエル・カルーらの4ゴールとなっているため、倍以上の数字を残している。このことからもボルドーがウィジョの決定力に依存していることが見て取れる。リーグ戦12位でのフィニッシュも、韓国代表FWのおかげと言っても過言ではないだろう。

日本と比べてウィジョ、ソン・フンミン、ファン・ヒチャンと攻撃的な選手が海外で活躍している韓国代表。日本は吉田麻也、冨安健洋、板倉滉と守備的な選手の台頭が目立っている印象だ。韓国に負けないためにも日本のFW陣には頑張ってもらいたい。

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