来季はまさに“背水の陣” 崖っぷちアーセナルが臨む勝負のシーズン

アルテタ監督への期待は大きかったが、今季のアーセナルはプレミアを8位でフィニッシュすることとなった photo/Getty Images

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最低でもトップ4入りしないとマズい?

シーズン開幕前こそ大きな期待感があったアーセナルだが、今季の同クラブはプレミアリーグでなかなかに苦しい時間を送ることとなってしまった。最終順位は8位。プレミア“ビッグ6”の一角にも数えられる名門クラブのはずが、来季は26年ぶりに欧州コンペティションへの参加がないシーズンを送るこことなった。

そんなシーズンだけに、もう低迷は許されない。不本意ながらもリーグ戦に集中できる環境が整ったなかで来季もトップ4争いに加わることができなければ、いよいよアーセナルは“過去のビッグクラブ”となってしまう危険性がある。

そうなれば移籍市場における影響力もさらに弱まることとなり、いよいよ事態は深刻化することになるだろう。再建を推し進めたい一方で、来季はクラブのブランド維持のためにも勝負のシーズンとなることは間違いない。
「来季は次の試合の準備のために、ミケル・アルテタは多くの時間を費やすことができる。ミッドウィークに試合をする必要がないだけに、トップ4に入ることができなかった場合の言い訳はない。同じ境遇のレスターは2015-16シーズンに優勝を果たし、アントニオ・コンテに率いられたチェルシー(2016-17シーズン)も同じことをやってのけた。そこまでのレベルは求めないが、来季のアーセナルは最低でも上位4チームのなかに入らなければならないだろう。これはノルマだ」(英『talkSPORT』より)

クラブOBのペリー・グローヴス氏も、来季はアーセナルにとって踏ん張りどころだとこのように主張する。他の有力クラブはガナーズよりも厳しい日程をこなしながらのシーズンとなる。そういった状況でも結果を残せないとなれば、いよいよ上位クラブとしての立場は怪しくなるか。

正念場となるアーセナルの2021-22シーズン。はたして、再起を図る彼らの新たなシーズンはどのような結果になるのか。まさに“背水の陣”。歴史ある名門クラブの華麗なる復活には期待したいところだが……。

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