もしデ・ブライネを欠くことになれば…… 優勝候補のベルギーが大苦戦となるのか

ファイナルでは負傷交代となったデ・ブライネ photo/Getty Images

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クラブでの戦いが終わり国での戦いが始まる

先日行われたチャンピオンズリーグ決勝。チェルシーが勝利し、ビッグイヤーを獲得している。これでクラブでの欧州サッカーはいったん幕を閉じ、次は6月に予定されているEURO2020が注目の的となるはずだ。クラブで敵同士だった選手が次は同じ国で手を取り合う、非常に熱い展開になるだろう。

そんな本大会だが、ベルギー代表のケビン・デ・ブライネの出場はどうなるのだろうか。前述したファイナルで顔面を負傷し、負傷交代している。試合後に鼻骨骨折、左眼窩骨折と現在の状態を発表しているが、無事ではなさそうだ。今のところ、代表辞退の情報は入ってきていないが、可能性としては低くないだろう。

ここでもしデ・ブライネが欠場となった場合、ベルギー代表としては非常に苦しくなる。ベルギーと言えば、デ・ブライネ、エデン・アザール、ロメル・ルカクの3名が攻撃の中心人物となっており、彼らの活躍次第で試合の結果が決まると言っても過言ではない。

現在のベルギーは元エヴァートンのロベルト・マルティネスが監督を務めており、[3-4-2-1]のフォーメーションで試合に臨むことが多い。デ・ブライネは2シャドーの一角を務めており、ルカクとのホットラインは強力だが、そのデ・ブライネが不在となれば代わりを務めるのはデニス・プラート、ユーリ・ティーレマンスあたりか。

両者は普段一つ下のボランチでプレイする機会が多い選手だが、ベルギー代表にはデ・ブライネのようなチャンスメイカーが少なく、彼らが一つポジションを上げるのが妥当だろう。

今季は3大エースの一人であるアザールはトップコンディションではなく、頼りたいデ・ブライネも怪我と苦しいベルギー。それでも各国のトップレベルで活躍している選手は多く、EUROでの躍進に期待したい。

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