来季へ明暗分かれるリヴァプールのレンタル組 サウサンプトン南野の来季やいかに

サウサンプトンへ移籍した南野 photo/Getty Images

今季は1月からサウサンプトンへ

今季はプレミアリーグで3位となり、来季のUEFAチャンピオンズリーグ出場権を獲得したリヴァプール。来季へ向けた補強について多くの噂が上がっており、すでにイブラヒマ・コナテの獲得も発表している。

その中で補強もあれば、既存選手の放出もあるだろう。現在レンタルで他クラブへ移籍中の選手たちはどうなるか。放出の筆頭候補となっているのは、カーディフ・シティにレンタル中のMFハリー・ウィルソンだ。2014年にアカデミーからトップチームへ昇格したウィルソンだが、レンタル移籍を繰り返しており、トップでの出場はいまだ0。昨季はボーンマスで、プレミアリーグ31試合7ゴールと結果を残したが再びレンタルに。復帰後も退団となる可能性が高いだろう。

ウィルソンと同じく放出候補となっているのが、GKロリス・カリウスだ。一時期はレギュラーとして活躍するものの、UEFAチャンピオンズリーグ決勝でのプレイを最後にリヴァプールでは出場はない。レンタル中のウニオン・ベルリンでも出場機会は少なく今季限りでリヴァプールを離れるかもしれない選手の1人となっている。

サウサンプトンへとレンタル中のMF南野拓実も、来季のリヴァプール復帰は難しいかもしれない。出場機会を増やす目的でレンタル移籍を行うも10試合の出場にとどまった。ライプツィヒなどが獲得候補に挙がっており、再び他クラブへレンタル移籍か完全移籍での放出もあるかもしれない。

逆にチームに残るかもしれない選手として挙げられるのが、カリウスと同じくウニオン・ベルリンへレンタル移籍中のタイウォ・アウォニイだ。2015年に18歳でチームに加入したナイジェリア人FWだが、イギリスの労働許可が下りずレンタル移籍を繰り返す。今季はブンデスリーガで21試合5ゴールを挙げるなど活躍。23歳となった今季は労働許可証を取得できる見込みで、トップチームでの活躍も期待される。

もう1人がポルトにレンタル中のMFマルコ・グルイッチだ。今季ポルト加入直後は試合に絡めなかったが、終盤になってレギュラーを獲得。CLではユヴェントス撃破にも貢献しており、ジョルジニオ・ワイナルドゥムが抜けた中盤での起用も考えられるだろう。

レンタル組でも大きく明暗を分けそうな今オフ。他にもハーヴェイ・エリオットなど有望な若手が武者修行中であり、彼らの動向も南野へと影響をもたらすだろう。リヴァプールの決断はどうなるか。レンタル中の選手たちの動向にも注目したい。

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