クラブは彼を離さない? クリスタル・パレスのエースが移籍希望も問題山積みか

退団を希望しているザハ photo/Getty Images

チーム得点王の11点を記録したザハ

プレミアリーグのドリブラーと聞かれれば誰を挙げるのが適当だろうか。リヴァプールのモハメド・サラー、マンチェスター・シティのリヤド・マフレズあたりか。

2014年からクリスタル・パレスに所属しているウィルフレッド・ザハもその一人だろう。左ウイングを主戦場としており、長い間ロンドンの地でドリブラーとして君臨している。当然、そんな彼を欲しがるチームは多く、何度もオファーを受けているが成立していない。

そんなザハだが、英『Talk SPORT』によれば所属チームであるパレスに移籍希望を出したようだ。

しかし、ここで問題となっているのが移籍金か。ザハはチームと2023年までの契約を残しており、あと2年残っている。安値で買い叩かれることもなく、クラブは強気で移籍交渉の場に臨むだろう。プレミアリーグに所属しているクラブの経済力は日に日に高くなっており、交渉が泥沼化する可能性もある。

また、パレス以上の上位クラブへの移籍を望んでいるが、中堅クラブでの実績しかないザハを獲得するのはリスクが高い話なのかも知れない。

更にパレスの現状を見てみると、ザハが退団した場合に左サイドを任される可能性があるのはエベレチ・エゼだが、シーズン終盤にアキレス腱を負傷し、年内復帰は難しいとのことだ。

このように、移籍する際の問題が多くなっているザハ。確かに他クラブで活躍する彼の姿も見たいが、ロイ・ホジソン退任後の少し不安定なチームから得点源となる選手を放出するのは難しいようだ。

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