浮き彫りとなったU-24代表の弱点 本大会までに間に合うのか

本大会での期待が高まるU-24代表 photo/Getty Images

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フル代表の決定力が目立った試合となった

3日に行われた日本代表対U-24代表のエキシビションマッチは3-0でフル代表の勝利となった。オーバーエイジ枠の吉田麻也、冨安健洋、遠藤航の3名が先発に名を連ねることはなかったとはいえ、フル代表に大きく差を見せつけられる試合となった。

しかし、ただ何もできず完封負けとなったわけではない。U-24代表側としては大きな収穫を得られた試合であったことは間違いないだろう。

まず一つは試合開始直後の失点の多さだ。3失点したこの日だが、先制点と3点目は試合開始から10分以内に決められている。U-24代表が集中していないとは言わないが、完全に出鼻をくじかれる形となっていた。失点後はしっかり立て直し、五分のところまで持ち直せており、非常に勿体ない失点であったと言える。本番前にこのような展開を経験できたのは大きな財産となるだろう。

次に連携面での期待感だ。前半は感じなかったが、時間が経つにつれて連携面で向上が見られた。序盤は各駅停車のパスが多く、相手ブロックの外を回すだけになっており、脅威とはなっていなかった。それでも、時間が経つにつれて動き出しや一つ飛ばしたパスなど、攻撃に厚みが増していた。結果的には無失点に終わったこの試合だが、後半はペースを握っていたと考えてもいいだろう。合流から日にちが浅い中で、フル代表相手に流れを掴んでいたのは自信となったはずだ。

5日のガーナ戦まであまり時間がないが、連携面での向上に期待したい。

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