わずか12分の出場で存在感を発揮 U-24日本代表が攻勢に転じたキーマンとなったのは

オーバーエイジでメンバーに入る遠藤 photo/Getty Images

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78分に途中交代で入った遠藤航

U-24日本代表は3日、日本代表と対戦。開始早々に失点するなど3ゴールを奪われ、0-3と敗戦した。しかし、後半途中からU-24がボールを持ち、攻勢を続ける時間帯が見られた。

U-24が攻撃を続ける時間は、U-24のメンバーが代わったあとに訪れた。オーバーエイジでメンバー入りしている遠藤航が入った78分以降だ。遠藤の交代後はU-24が中盤でのボール奪取が非常に増え、二次攻撃につなげることができた。ドイツでも輝きを見せた球際の強さはU-24の大きな武器となる。

遠藤は日本代表がボールを持つと、すぐさまプレッシングを仕掛けてボールを奪取。彼が中盤で構えることで、田中碧が積極的に前線へと上がっていくことができた。田中がオーバーラップする機会が増え、攻撃に厚みを増したU-24は、前半にはあまり見られなかったチャンスを幾度となくつくる。攻守両面において遠藤の存在は、チームに大きな影響力をもたらす結果となった。
遠藤航は今季のブンデスリーガでデュエル勝利数でリーグトップの成績を残した。日本の課題ともいわれていた球際の強さで、強靭なドイツ人選手にも負けずにリーグを戦い抜く。遠藤は前回のリオ五輪でのメンバーに選ばれてキャプテンを務めている。国際大会での経験も豊富な遠藤が中盤に落ち着きを与えることでボール奪取のみならず、攻守においてチームを安定させる。日本のメダル獲得に、遠藤の存在が必要だと感じさせる一戦となった。

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