現実的に考えればポルトガル代表FWが妥当? プレミア王者が悩む来季のストライカー案

ブレイクを果たしたアンドレ・シウバ photo/Getty Images

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アグエロの抜けた穴は大きい

長い間ストライカーとしてチームを支えたセルヒオ・アグエロがチームを退団。マンチェスター・シティは次なるアグエロを探して移籍市場で活発な動きを見せている。

その中で名前が挙がっているのが、アイントラハト・フランクフルト所属のアンドレ・シウバとトッテナム・ホットスパーのハリー・ケインだ。他にも数名の噂があるが、本命はこの二人に絞られたと言ってもいいだろう。

まずシウバに関してはシーズンで28ゴールを挙げており、ブンデスリーガの得点王ランキングでは2位の数字を残している。1位のロベルト・レヴァンドフスキが異次元なだけであって、2位は十分に評価されていい数字だ。また、負傷での長期離脱が少ない点も評価が高い。今までのキャリアでは安定した出場機会を得ており、シーズンを通して稼働している。ここで一つ気になるのは継続性か。今季大ブレイクを果たしたとはいえ、来季以降この得点数を維持できるとは限らない。もちろん、それはどの選手にもある話だが、ビッグイヤーを取るのであれば今後に期待できる若手ではなく、今がキャリアの中で一番の脂の乗っている選手を獲得すべきだろう。

ハリー・ケインの方は大本命と言っていいだろう。シーズン終了後に真っ先に話が上がった選手であり、獲得を視野に入れられるストライカーでは一番の実力者だろう。また、点を取る以外にもチャンスメイクにも長けており、昨季は14アシストを記録している。また、身長188cmと高さもあり、今までのチームに無かった攻撃の選択肢を増やしてくれる選手でもある。しかし、問題はその法外な移籍金だろう。各紙報道によれば200億円以上と言われており、これまでにマンCが獲得した選手の中で最高額は、推定ではあるがケビン・デ・ブライネの約94億円だ。そうなると、倍以上となる額を払うことは考えられず、破談となる可能性は高い。

その点シウバは独『sport bild』によれば50億円ほどの金額を支払えばクラブは放出を容認するとのこと。その場合であればプレミア王者も獲得に踏み切るだろう。

来季の最重要項目である点の取れるストライカーの獲得。今後を左右する重要な移籍となるため、慎重に行って欲しい。

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