マンUに勝者のメンタリティを植え付ける 百戦錬磨の守備者はプレミアに来るか

今夏レアル退団の可能性が浮上しているヴァラン photo/Getty Images

加入となれば最終ラインの頼れる存在に

2021-22シーズンのプレミアリーグ制覇を狙うにあたって、今夏マンチェスター・ユナイテッドが補強すべきポジション。いくつかあるものの、センターバックは有力な候補のひとつと言えるだろう。

今季はハリー・マグワイアとヴィクトル・リンデロフの2人が軸となった。しかし、プレミアを制するにはあともう1人主力級となるCBは欲しいところ。特に来季は依然として欧州コンペティションも控えている。2人で全試合を回すのは不可能だろう。加えて、プレミアでの試合においてはリンデロフの空中戦での物足りなさも垣間見えた。

そういった状況もあり、マンUは新たなCBの獲得に動いているとされる。その最優先候補となっているのは、レアル・マドリードに所属するフランス代表DFラファエル・ヴァラン(28)だ。英『Daily Mirror』によると、マンUはすでに交渉に動き出しているとみられ、獲得に向けて7000万ユーロ(約92億9600万円)程度の移籍金も用意しているとのこと。チェルシーなども獲得には興味を抱いているようだが、現時点で獲得レースを一歩リードしているのは赤い悪魔のようだ。

そんなヴァランが加われば、マンUにとっては非常に頼もしい存在となる。状況判断、空中戦、スピード、タイトル経験……。彼の持ち合わせているものすべてが、マンUにとって貴重な要素であることは間違いない。今季のレアルではセルヒオ・ラモスの不在でライン統率などの拙さも見えたが、そういったリーダーシップの部分はマグワイアに任せることもできる。不安要素を打ち消すことができるのであれば、これほど頼もしい守備者はいないだろう。

「ヴァランはユナイテッドにとってこれ以上ないCBだ。タイトル獲得経験もあるし、空中戦でも地上戦でもその存在感を発揮する。リンデロフやバイリーはレギュラーでは物足りないが、彼の控えとしてなら十分機能するだろう。このフランス人こそが、ユナイテッドに勝者のメンタリティを植え付けてくれるはずだ」

英『Manchester Evening News』も、マンUにはヴァランが必要だとこのように主張する。赤い悪魔にはうってつけなレアルの守備者だが、はたして彼は今夏マンチェスターにやって来るのだろうか。フランス代表DFの動向は、今後も注意深くチェックしたい。

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