来季セリエAで切れ味抜群のドリブル披露? ローマが狙う“リベリ風”FWとは

今季はブレーメンでプレイしたラシカ photo/Getty Images

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ブンデスで頭角現したドリブラー

2021-22シーズンからジョゼ・モウリーニョ監督が指揮を執るASローマだが、新監督を迎える最初の夏で同クラブはどのような補強に打って出るのだろうか。まだオフシーズンは始まったばかりだが、新体制で臨むシーズンに向けた補強とあって気になっているロマニスタも多いことだろう。

現時点でその候補に挙がっているのは、FWボウト・ベグホルスト(ヴォルフスブルク)やFWパトソン・ダカ(ザルツブルク)、MFグラニト・ジャカ(アーセナル)、DFジェローム・ボアテング(バイエルン・ミュンヘン)など。いずれも加入となれば、活躍を大いに期待できる選手たちだ。

そんななかで、またもローマの補強リストに名前が追加されたのか。伊『calciomercato』によると、ジャッロロッシはブレーメンに所属するFWミロト・ラシカ(24)の獲得に興味を抱いているという。前述した選手たちと比べれば、ネームバリューはない同選手。だが、その実力は確かなものを備えている。
今季はブンデスを17位でフィニッシュすることとなり、残念ながら2部降格となってしまったブレーメン。おそらく、ラシカの知名度がそこまで高くないのは所属するチームがそこまで強くなかったことも関係しているのだろう。しかし、彼の個人としての能力は非常に優れていると言っていい。スピードに乗ったドリブルは彼最大の持ち味であり、その技術には各方面から「フランク・リベリのよう」(英『HITC』)や「ピーク時のアレクシス・サンチェスに近い」(独『WAZ』)といった評価も与えられている。また、彼はドリブル突破からのクロスも得意としており、ワイドな位置からチームの攻撃に幅をもたす役割をこなすことが可能。昨夏にはリヴァプールが熱心に獲得の道を模索していたとも、現地メディアによって盛んに報じられた逸材だ。

伊『forzaroma.info』によると、そんなラシカの移籍金は1200万ユーロ(約16億円)程度で済む見込みとのこと。この価格でNEXTブレイク候補のアタッカーを確保できるのであれば、ローマは早急に本格的なアプローチを敢行すべきか。フランクフルトも獲得に名乗りを上げているとの報道もあるだけに、そこまで悠長に構えている余裕はないだろう。はたして、今夏の移籍市場でローマがドイツで頭角を現した24歳を確保することはあるのか。今後もその動向は要チェックだ。

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