浦和時代と同じ“右足”で移籍後初ゴール 柏木陽介はFC岐阜を明るく照らす存在となるか

代表選出時代の輝きを取り戻せるか photo/Getty Images

福島戦で初ゴールをマーク

FC岐阜は明治安田生命J3リーグで福島ユナイテッドFCと対戦。上位対決となった試合は2-1で岐阜が勝利した。この試合でリーグ初スタメンとなった柏木陽介が、チームの先制点となる移籍後初ゴールを決めた。

開始早々から福島に押し込まれる時間帯が多かった岐阜だったが、クロスボールのこぼれ球を拾った中島賢星から吉濱遼平が中へ入れる。すると中にいた柏木が懸命に足を伸ばし、クロスに合わせてゴールネットを揺らした。リーグ初スタメンとなった試合は、わずか7分で結果を残した。

柏木といえば高精度なキックでクロスボールを供給するプレイを目にしていたが、初得点ではそのクロスに合わせる泥臭い得点だった。サンフレッチェ広島や浦和レッズで見せていたパスだけではなく、前線まで飛び込んで得点に絡むというスタイルを新天地でも存分に発揮。移籍後初ゴールを決めたのは、浦和レッズでの移籍後初得点と同じ利き足とは逆の右足だった。

今季、浦和から岐阜へ加入した柏木。規律違反によりチームを退団した柏木に対して、サッカーをプレイする場所を与えてくれた岐阜へ1つ結果を残した。彼の高いキック精度と前線へ飛び出し得点に関与する攻撃性はまだまだ衰えていない。“浦和の太陽”だった男は、岐阜でチームを明るく照らす存在となるか。J3でがむしゃらにプレイする柏木の姿にこれからも期待したい。

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