1年前から波が来ていた? EUROの“ダークホース候補”は大会延期も味方につける

EUROでダークホース候補のデンマーク photo/Getty Images

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今シーズンで主力が復調して若手がブレイク

新型コロナウイルスの影響で開催が1年延期となったUEFA EURO2020が11日から開幕となるが、コロナの影響でチーム状況が変わったチームが存在する。グループBのデンマーク代表だ。彼らが今大会のダークホースとなるかもしれない。

デンマーク代表は2016年から指揮を執っていたオーゲ・ハレイデ監督がEURO後に退任となるはずだった。大会開催が1年延長となったことで契約延長も考えられたが、ハレイデ監督は予定通り退任。現指揮官のカスパー・ヒュルマンドが就任する運びとなった。その中で主力を軸に若手を起用し、若返りを実行。コペンハーゲンに所属し、今季のデンマーク・スーペルリーガで15ゴールを決め、ブレイクを果たした22歳のFWヨナス・ウィンドもメンバー入り。チームの新たな得点源として期待がかかる。

また延期したことでもっとも大きく好転したのが、クリスティアン・エリクセンの復調だ。インテルへ移籍後長らく不調気味だったエリクセンだが、今季後半で好パフォーマンスを取り戻し、スクデット獲得に貢献。彼の復活はデンマーク代表の攻撃陣に大きく影響するだろう。
同組にはベルギー、ロシア、フィンランドが揃う。ベルギーが1つ抜けているものの、ケビン・デ・ブライネがUEFAチャンピオンズリーグ決勝で負傷し、出場が危ぶまれている。ベルギー次第では、決勝トーナメント争いも混戦模様となりそうなグループである。グループステージはすべてホームであるコペンハーゲンで行われるため、移動する必要はなく地の利もあるだろう。勝ち抜くことができれば、デンマークの飛躍も十分可能だ。

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