イングランドとドイツの両方で“優勝決定弾” アンダー世代で誕生した珍しい経歴

U-21ドイツ代表を優勝へ導いたヌメチャ photo/Getty Images

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U-19、U-21の両方を制覇

7日に行われたU-21欧州選手権決勝。U-21ドイツ代表対U-21ポルトガル代表の一戦は、ドイツがFWルーカス・ヌメチャの挙げた1点を守り切って1-0で優勝を果たした。

ヌメチャはこれが大会4点目となり、大会単独得点王を獲得。見事に大会の主役となったわけだが、実はヌメチャには興味深い経歴がある。

というのも、ヌメチャは当初イングランドの世代別代表でプレイしていた選手なのだ。U-16からイングランドを選択し、その後もU-18、U-19、U-21と着実にステップアップ。マンチェスター・シティのアカデミーでプレイしていたこともあり、ヌメチャには数年先のイングランドでの活躍に期待が集まっていた。
しかし、ヌメチャは2019年にU-21ドイツ代表を選択。今大会もU-21ドイツの一員としてプレイすることになり、今回の決勝でチームを優勝へ導くゴールを決めてみせた。

今後ヌメチャがどのような選択を下すかは分からないが、アンダー世代での経歴は実に興味深い。ヌメチャは2017年にイングランド代表の一員としてU-19欧州選手権を制しているのだが、その時も決勝戦でチームを優勝へ導く決勝ゴールを記録しているのだ。

異なる代表チームで優勝決定弾を決めているのも珍しく、ヌメチャは特殊な形で注目を集めることになった。

今季はマンCからレンタル移籍していたアンデルレヒトでリーグ戦18得点を挙げるなど、着実に評価を伸ばしている。A代表から声がかかる日もそう遠くはないかもしれないが、ヌメチャはA代表の方でどのようなキャリアを築いていくのだろうか。

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