モラタでは物足りない? EURO攻略のカギはトーレスの起用法

スペイン代表に招集されたフェラン photo/Getty Images

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スウェーデンとの初戦を迎えるスペイン

EURO2012以来国際大会で目立った活躍を残せていないスペイン代表。日本時間12日から開幕となる今大会では是が非でも上位に食い込みたい。

その中で重要な存在となるのは得点が期待される攻撃陣か。短期開催の一発勝負ということもあり、前線の調子の良さが大事だ。

そうなると、マンチェスター・シティで終盤に得点能力が開花したフェラン・トーレスはどうだろうか。

今季は右ウイングでの起用が多かったトーレスだが、時間が経つにつれ指揮官であるジョゼップ・グアルディオラはトーレスを中央に配置した。すると、この采配が大当たりし、第36節のニューカッスル戦ではハットトリックを達成している。次の試合でもスタートから9番で起用されており、ペップも彼のストライカーとしての才能は認めているようだ。

また、スペイン代表で右のウイングとしてピッチに立った場合の周りとの連携を考えても、真ん中での起用はありなのかも知れない。右ウイングになると、足元で受けることが多く、そこからの選択肢がドリブルしかないため、どうしても右サイドが死んでしまうのだ。右サイドバックを務めているマルコス・ジョレンテとの相性も悪く、両者の良さが相殺されていた。

9番に入れば動き出しが良くなることは所属クラブであるマンCでも証明されており、選手起用はルイス・エンリケ次第だがゴールに近いポジションでの起用を期待したい。

スペイン代表は日本時間15日の4時からスウェーデン代表との一戦を迎える。

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