どこのクラブも人材難は左サイドバック セインツを退団する元イングランド代表DFは超人気銘柄となるか

フリーで獲得が可能になるバートランド photo/Getty Images

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31歳のレフティ

20-21シーズンも終え、各クラブが来季に向けて補強を進めている。近年は移籍金の高騰から能力の高い選手は多額の移籍金が付き、手を出せないクラブも出てくる。その中で契約が満了し、移籍金ゼロ円で獲得できる選手もいる。

今季限りでサウサンプトンを退団したライアン・バートランドもその一人だ。

チェルシーでキャリアをスタートさせた元イングランド代表DFは国内のクラブを渡り歩き、2015年からサウサンプトンに在籍している。今季は終盤こそ若手に先発の座を譲ったが、29試合に出場し、チームの残留に貢献している。

そんなバートランドだが、英『Leicestershire Live』によればレスター・シティ、マンチェスター・ユナイテッド、リヴァプール、アーセナルの4クラブが現時点で獲得に手を挙げているようだ。

マンUはアレックス・テレスが控えており、レスターに関しては来季にジェイムズ・ジャスティンの復帰を考えると、余剰戦力になる可能性があるため、本命はリヴァプールとアーセナルか。

リヴァプールはアンドリュー・ロバートソンが出ずっぱりで控えにコスタス・ツィミカスが居るが、今季2回の出場数を考えると、指揮官からの信頼はまだ掴めていないのか。そうなると、いざとなった場合に左サイドバックを任せられるかが疑問だ。その点、バートランドはプレミアでの実績があり、何より昨季29試合に出ている。

アーセナルにしても昨季悩まされ続けたキーラン・ティアニーの控えが移籍金ゼロで獲得できるのはお財布事情にも優しい補強となるだろう。スコットランド代表DFは怪我が多く、フルシーズンでの稼働が見込めないため、バートランドの獲得に踏み切っても良さそうだ。

このように超優良物件となる可能性の高いバートランド。来季はどのクラブで彼の活躍が見られるのか楽しみだ。

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