ケイン退団は既定路線? 狙う“NEXTスアレス”は未来への投資か

イングランド行きの噂があるロッシ photo/Getty images

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23歳のウルグアイ出身のロッシ

ジョゼ・モウリーニョをシーズン途中に解任し、ライアン・メイソンを暫定監督に据え昨季を戦い抜いたトッテナム。その結果は7位と、CLはおろかELの出場権さえ逃してしまった。18-19シーズンにCLファイナルへ進出したチームの面影は既になく、エースであるハリー・ケインは退団をほのめかしている。

総じてチーム状況の良くないスパーズだが、既に選手獲得に動いている。英『talk SPORT』によればMLS(メジャーリーグサッカー)のロサンゼルスFC所属FWディエゴ・ロッシに興味を示しているようだ。

ウルグアイのペニャロール出身のロッシは2018年にロサンゼルスFCへ加入。翌年には35試合に出場して17ゴール8アシストと大暴れしている。世代別のウルグアイ代表にも選ばれており、将来を渇望されているプレイヤーだ。

主戦場は左ウイングだが、今季はセンターフォワードでの出場が多い。ボックス内で強みを発揮するプレイヤーであり、右足から放たれるシュートは高い精度を誇っている。長い距離を走るスピードも彼の特長の一つであり、カウンターからの得点も期待できる。

また、ディフェンスの裏を取る際の一瞬の加速や動き出しにも定評があり、母国の英雄であるルイス・スアレスに例えられることも少なくない。

23歳と若く、移籍となれば初の欧州挑戦となるが、十分に適応できるだろう。だが、この時期に9番の獲得が話に挙がるということは、ケインの退団が既に決定的なものになっている可能性が否定できない。ロッシがケインの後釜になれるとは思えない。カルロス・ヴィニシウスやソン・フンミンと競わせるのも面白いだろう。

新監督や新選手など来季に向けて動き始めているスパーズ。来季は6位以内の定位置に戻れるか。

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