狙い続けた“インシーニェ・ゾーン” 開幕戦圧勝に大きく貢献した左ウィンガー

チームの3ゴール目を奪ったインシーニェ photo/Getty Images

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得意な角度から3点目のゴールを奪う

UEFA EURO2020のグループA開幕戦が行われ、イタリア代表はトルコ代表と対戦。3-0で勝利した。開幕戦で3ゴール目を決めたのは、ナンバー10を背負うロレンツォ・インシーニェだった。得意のゾーンを狙い続けたことが79分に身を結んだ。

インシーニェは前半から積極的に得点を狙っていた。18分には左サイドからドメニコ・ベラルディとのワンツーで抜け出す。そのまま左斜め45度と得意のコースでシュートを放つも枠の右に外れてしまう。

その後もインシーニェが左サイドからボールを持って攻撃のリズムをつくる。すると79分、相手GKのパスミスをイタリアが拾うと、中央を経由しながら、左サイドのインシーニェへ通す。インシーニェは、またも得意の形から得点を狙うと、今度はゴールネット右隅を揺らしてチームの3点目となるゴールをゲットした。
ゴール後すぐに途中交代となったインシーニェだが、81分間のプレイで高いパフォーマンスを披露。左サイドを制圧して何度もチャンスをつくった。イタリアがスコアでここまで圧倒できたのは、インシーニェによる攻撃の仕掛けによるところが大きいだろう。攻撃的なスタイルへと舵を切るイタリアで、インシーニェのスピードと得意の角度からの正確なシュートは、チームの大きな武器となっている。

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