ベルギーは飛車角落ちもロシアに完勝 ルカクが見せた前線での“圧倒的な個“

初戦から結果を出したルカク photo/Getty images

2得点を挙げたルカク

トルコ対イタリアの開幕戦で始まった今回のEURO2020。初日から優勝候補であるイタリアが参戦し、一気に大会の熱が強まった。

同じく優勝候補であるベルギーもロシアとの初戦を迎え、結果は3-0の圧勝。幸先よく勝ち点3をゲットし、決勝トーナメントに一歩近づいた形となった。

そんなベルギー代表だが、ロシア戦ではチームの中心人物であるケビン・デ・ブライネが怪我の影響でベンチ外に。エデン・アザールに関してもコンディション不良からベンチスタートとなった。それでも、前半だけで2得点と有利に試合を進めており、既存戦力でも十分に戦えていた。

その中でもデ・ブライネ、アザールに次ぐベルギーの顔とも言われているロメロ・ルカクの活躍が目立った。数字でいえば、10分と88分にゴールを記録しており、飛車角落ちで臨んだこの試合で勝利を挙げられたのはルカクのおかげだ。

得点面以外では前線でのキープ力が凄まじく、縦パスやフィードなど後方からのパスをルカクが収める場面が散見されていた。更にボールを収めるだけでなく、そこからの独力での突破やシュートと選択肢も豊富であり、今季インテルでリーグ優勝を経験した勢いそのままに今大会でも大車輪の活躍をするだろう。

デ・ブライネに関してはベンチ外ではあるが、プレイできる状態とのことで決勝トーナメントまでには戦列に復帰はずだ。

アザールは少しピークを過ぎたのかも知れないが、ルカク、デ・ブライネは今がキャリアのピークであることは間違いなく、今大会の結果は期待できる。

次節は18日の日本時間深夜1時からデンマークと対戦が決まっており、どのように戦うのか注目したい。

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