スパーズが狙うは“高速の右SB”か プレミアで赤丸急上昇中の20歳

2020-21シーズン前半戦、ブライトンで印象的なパフォーマンスを披露したランプティ photo/Getty Images

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後半戦全休でも評価は変わらず

今夏、トッテナムは退団を明言したDFセルジュ・オーリエの代わる右サイドバックとして、どんな選手を確保しにかかるのだろうか。まだ退団の公式発表こそされていないが、先日オーリエは「ひとつのサイクルを終えた。ほかの場所を探すときが来たんだ」と発言。今夏の移籍は決定的となっており、スパーズは彼の代役探しが急務となっている。

そんななか、トッテナムの獲得候補にある1人の男が浮上した。その男とは、ブライトンに所属するDFタリク・ランプティ(20)だ。英『Daily Maill』によると、スパーズはこの若きサイドプレイヤーをオーリエの後釜に据えたい様子。数日以内に正式なオファーを提示する可能性が高まっているという。

チェルシー下部組織育ちのランプティは、昨夏出場機会を求めてブライトンに加入。身長は164cmと小柄ながら、抜群のスピードを活かしたアグレッシブな突破には目を見張るものがある。今季はハムストリングの怪我でシーズンの大半を棒に振ることとなってしまったが、そのプレイ自体の評価は相当に高いと言っていいだろう。
また、ブライトンでは3バックシステムの右ウイングバックを務めることも多かったランプティ。トッテナムの新指揮官に就任することが濃厚なパウロ・フォンセカも3バックシステムの使い手で、WBには攻撃的な選手を配置することが多いだけに、加入となれば彼が戦術にがっちりとハマる可能性は高そうだ。

しかし、懸念点はその移籍金。まだ若く、ブライトン加入から1年しか経過していないこともあり、ランプティの獲得には5000万ポンド(約77億5000万円)程度の資金が必要と英『Daily Mirror』が伝えている。いくら優秀な若手といえど、獲得にはかなりの覚悟が必要かもしれない。

来季スカッドのことを考えればどうにかして確保したいランプティだが、はたしてスパーズは今夏どのような選択を下すのか。新体制で迎える2021-22シーズン。それだけに、改革の象徴となる実力者は獲得したいところだが、結末はいかに。

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