アッレグリと再タッグで大逆襲あるか ユヴェントスで燻るレフティーの運命は

ユヴェントスでなかなか定位置を獲得できていないベルナルデスキ photo/Getty Images

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放出の噂もあるが

2017年夏の加入以降、ユヴェントスでなかなかその才能を開花させることができていないレフティーだが、彼は再びマッシミリアーノ・アッレグリが指揮を執る来季のユヴェントスで息を吹き返すことができるか。ビアンコネリでなかなか殻を破れない男にとって、来季は勝負のシーズンとなる。

その男とは、イタリア代表MFフェデリコ・ベルナルデスキ(27)だ。フィオレンティーナ時代に披露したチャンスメイク能力やフィニッシュ精度の高さを買われ、満を持して2017-18シーズン前にユヴェントスへとやってきた同選手。しかし、これまで過ごした4シーズンはハッキリ言って期待はずれ。レベルの高い選手が揃うユヴェントスでは出場機会も限定され、現時点で彼は本来の力を発揮することができてない。

その状況を打破するため、今季ユヴェントスの指揮を執ったアンドレア・ピルロ監督は彼をウイングバックやサイドバックで起用したが、これもハマらず。現時点では各方面から余剰戦力とみなされている状況だ。伊『Gazzetta dello Sport』によると、クラブは彼を条件に含めたトレードを模索しているとも。こうした報道を見るに、ベルナルデスキがユヴェントスで成功する可能性は限りなくゼロに近いのか。
しかし、そんななかでベルナルデスキに一筋の光が差し込んだか。伊『calciomercato』によると、来季から再びユヴェントスを率いるアッレグリ監督は彼の能力を高く評価しており、新シーズンの構想にこのレフティーを含めているとのこと。本職のウイングとして起用すれば、まだこの27歳は輝けると指揮官は判断しているようだ。

先月28日に行われた国際親善試合のサンマリノ代表戦(◯7-0)では、イタリア代表の右ウイングとして1ゴール2アシストの活躍を披露したベルナルデスキ。格下相手だったとはいえ、本職でならここまで違いを見せつけられることは代表戦で証明している。自分の特長を理解しているアッレグリと組めば、ベルナルデスキはいよいよ覚醒への道を切り拓くことができるか。2021-22シーズンは、ユヴェントスで燻るレフティーの大逆転劇に期待したい。

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