ドリブルだけじゃない ストライカーにもパサーにもなれる本間至恩が圧巻の活躍

途中出場の本間が勝負を決めた(写真はSC相模原戦) photo/Getty Images

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アルビレックス新潟が秋田に2-0で勝利

明治安田生命J2リーグで3位のアルビレックス新潟は敵地でブラブリッツ秋田と対戦。上位キープへ負けられない一戦となった新潟は本間至恩の1ゴール1アシストで2-0と勝利した。

この試合はベンチスタートだった本間。43分に三戸舜介が脳震とうの疑いで途中交代を余儀なくされた新潟は、前半に本間を投入することとなった。突然の出場となった本間だが、すぐさま結果を残す。前半の45+3分に高木善朗のシュートに飛び出した本間はワンタッチでコースを変え、GKが反応できないところへゴールネットを揺らした。

彼は高い技術と華麗なドリブルで相手を抜き去るイメージが強い。しかしこの得点ではディフェンスラインが上がったところを見計らってフリーになると、シュートに対してうまく飛び出してゴールを決める。まるでストライカーのような動き出しを見せたナンバー10が今季5得点目となる先制点を挙げた。
さらに試合終了間際の89分には、ペナルティエリア外でボールを受けた本間は守備に対して斜めに動き出す矢村健に正確なパスを通す。矢村はファーサイドにシュートを蹴り込むと追加点を決めて勝負を決した。

ドリブラーの印象が強い本間が、この試合ではストライカーの動き出しとゴールの起点となるパサーとしての仕事も果たし、さらなる技術力の高さを見せつけた。ドリブルからの強烈なシュートに加え、飛び出しの技術やパスの精度もさらに向上していけば、トップレベルの選手へと成長していくだろう。そうなれば武器となるドリブルはさらに通用しやすくなる。

途中出場ながら全ゴールに絡む活躍で新潟を勝利に導いた本間。これからさらにゴールに絡むプレイが増えてくれば、チームも首位奪取へ近づくはずだ。成長が止まらない20歳の逸材が今後も楽しみだ。

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