代表の次はクラブでの活躍も? EUROで2ゴールを挙げたヤルモレンコへの期待感

このまま好調をキープできるか photo/Getty Images

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オランダ戦では見事なミドルシュートを沈めた

グループステージが終了して獲得した勝ち点が3と、決勝トーナメント進出が怪しいC組3位のウクライナ。初戦では格上のオランダ相手にあと一歩まで迫るなど自身の強さを見せつけたが、次のステージに進むには、残りのグループの結果次第となる。

だがウクライナで一際目立つ活躍を見せたのが、アンドリー・ヤルモレンコだ。今大会では前述したオランダ戦で反撃の狼煙を挙げるボックス外からの素晴らしいミドルシュートを決めている。続く北マケドニア戦でも先制点をマークしており、攻撃面でチームをけん引している。3戦目となったオーストリア戦では不発に終わるも、カウンター時には違いを作っていた。しかし、結果は黒星となり、決勝トーナメント進出が危うくなってきた。

そんなヤルモレンコだが、代表ではなくクラブでの活躍にも期待が掛かる。所属クラブであるプレミアリーグのウェストハムでは昨季、怪我の影響からリーグ戦は15試合の出場にとどまっている。

それでも、クラブはジェシー・リンガードを中心とした選手がチームを引っ張り、昨季はリーグ6位の成績を残し、ELの出場を決めている。

ヤルモレンコも31歳だが、今大会でのパフォーマンスを見れば、まだまだ通用する選手だろう。前述したリンガードも来季戦うチームは不透明となっており、攻撃面で違いを作れる選手はいて損はない。ライバルにはパブロ・フォルナルスやジャロッド・ボーウェンらがいるが、ぜひスタメンを勝ち取って欲しい。

監督であるデイビッド・モイーズも昨季の成績から契約延長をクラブから勝ち取っており、ヤルモレンコを中心とした来季のウェストハムに注目したい。

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