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1年延期したからこそ生まれた“DF旗手怜央” 左SB本職なしで挑む森保監督の起用法は|theWORLD(ザ・ワールド)|世界中のサッカーを楽しもう!

1年延期したからこそ生まれた“DF旗手怜央” 左SB本職なしで挑む森保監督の起用法は

旗手のSB起用は五輪でも通用するか photo/Getty Images

オリンピックを戦う18名を発表した

東京オリンピックに挑むU-24日本代表は22日に本大会を戦う18名を発表。久保建英や三笘薫といった選手たちが選ばれた。

その中で気になったのがSBについてだ。右サイドはオーバーエイジの酒井宏樹や橋岡大樹など磐石な体制であるものの、左サイドは本職の選手がおらず、川崎フロンターレで左SBを務めるも元々はFWの旗手怜央1人だけだ。バックアップメンバーにもSBの名前はなく中山雄太を左SBとして起用するかもしれない。

元々は杉岡大暉が不動の地位を担っていたが鹿島アントラーズ移籍後はメンバー外が続く。そんな中、昨季から川崎のクラブ事情によってSBを務めた旗手がそのまま日本のメンバーにも選出。メンバーを見る限り旗手が左SBのファーストチョイスとなる可能性は高いだろう。

もし2020年に東京オリンピックが開催されていたら、このようなメンバー選考にはならなかったかもしれない。昨季終盤からオプションの1つとしてSBを経験。元旦に行われた天皇杯決勝ではスタメンで起用されると、今季は開幕から左SBを務めている。J1を席巻している川崎でもSBの旗手は、攻撃時にさまざまな場所に顔を出してチームをサポート。守備時は左サイドで守備を行うが、ボールを保持する時間が長い川崎ではオーバーラップだけでなく中盤で“偽SB”の役割も行うなど多くのタスクを担っている。

そんな川崎で当たり前にこなしている旗手のプレイを日本代表でも見れるかもしれない。攻撃時には持ち味であるドリブルや突破力に加え、縦横無尽にボールポゼッションに参加。左サイドでは三笘と日本でも川崎と同じようにコンビを組む可能性もあるだろう。オリンピックでも厚みのある攻撃を展開してくれるはずだ。

ただ懸念点を挙げるとすれば、日本はフランスやメキシコなど強豪国と同組であり、川崎で行っているほどボールを保持することはできないということだ。特にフランスとの一戦は守勢にまわる時間帯が増えることが予想される。そんな相手に対して旗手で攻撃的に行くか中山を起用するのか、森保一監督の采配にも注目だ。

東京オリンピックが1年延期となったことで、日本代表にも新たなオプションが生まれた。1年前、順天堂大学から川崎へと加入した本人もまさか“DFとして”オリンピックのメンバーに選ばれるとは想像もしていなかっただろう。左SBの本職なしで挑む今大会はどうなっていくのか。U-24日本代表の楽しみの1つだ。

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