驚異のモドリッチ&ペリシッチ 世代交代許さないスーパーな“30代コンビ”が凄い

クロアチアを救ったペリシッチ&モドリッチ photo/Getty Images

今大会もクロアチアの主役

世代交代が進んでいないと言われるかもしれない。しかし、今のクロアチア代表は仕方がないだろう。ベテラン世代が優秀すぎるからだ。

クロアチアはEURO2020グループステージ最終戦でスコットランドを3-1で撃破してグループ2位通過を決めたが、主役は35歳のMFルカ・モドリッチだ。

レアル・マドリードでも充実のシーズンを過ごしたモドリッチは、スコットランド戦にて華麗な右足アウトサイドショットで決勝点を記録。

モドリッチはEUROにて35歳と286日で得点を決めたことになり、これは同国史上最年長での得点だ。また、モドリッチはEURO2008にて22歳と273日の若さで得点を決めており、こちらはEUROにおける同国史上最年少記録だった。最年長と最年少の両方の記録を作ったことになり、まさにモドリッチは生けるクロアチアの伝説だ。

EURO2008とEURO2020の両方で得点を奪った選手は、今のところモドリッチとポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドの2人のみ。10年の時を超えてEUROで得点を奪えるのは見事と言うしかない。

さらにクロアチアからは、FWイヴァン・ペリシッチのことも注目しておきたい。

ペリシッチもスコットランド戦でダメ押しの3点目を挙げているが、2014年から数えると代表メジャートーナメントにて14戦9ゴールと爆発している。ワールドカップ・ロシア大会でもそうだったが、モドリッチと同じくペリシッチも現代表を引っ張り続けている選手だ。

ベテランの力でベスト16へ進んだクロアチアは、ここから3年前の快進撃を再現できるのか。若返りは進んでいないが、今も油断ならない存在だ。

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