代表戦で一皮むけたか 無得点に終わるもオナイウが見せた成長度

無得点も存在感を見せたオナイウ阿道 photo/Getty Images

今後はより結果が求められることになりそうだ

23日のサガン鳥栖戦が代表ウィーク明け一発目のリーグ戦となった横浜F・マリノス。この間に前監督であるアンジェ・ポステコグルーが退任するという好調を維持するチームらしからぬ出来事が起こった。9日には天皇杯を、13日にはリーグカップを落としており、前指揮官の交代は選手たちに少なからず影響が出たようだ。

それでも19節の鳥栖戦では試合開始直後からチーム全体が非常に躍動しており、簡単に鳥栖陣内に攻め入ることに成功していた。その中でも特に目立つ存在だったのが、オナイウ阿道だ。

先日は追加招集という形で代表に呼ばれると、15日のキルギス戦でピッチに立つ。すると、いきなりハットトリックを達成し、大迫勇也の後釜候補に躍り出た。

そこで自信を得たのか、鳥栖戦では躍動を見せる。[4-2-1-3]のセンターフォワードで出場すると、圧倒的なフィジカルから何度もポストプレイを成功させ、攻撃をけん引していた。また、キープするだけでなく、裏抜けや連携での飛び出しなど、良い形でボールに絡んでいく。後半にベンチに下がったが、チーム最多の4本のシュートを放っている。

どのシュートも素晴らしく、ゴールに嫌われる形となったが、48分に放ったバイタルエリアからのミドルシュートは鬼気迫るものがあった。このシュートはパク・イルギュに防がれるも、完璧に枠は捉えており、非常に惜しいシュートであった。

その後、マリノスはマルコス・ジュニオールと和田拓也のゴールでリードし、結果2-0と鳥栖との上位対決を制した。

個人での得点はなかったが、オナイウのプレイからは自信が感じられ、今後に大きな期待が掛かる。特に同日に行われたヴィッセル神戸の古橋亨梧はハットトリックを達成しており、得点王対決も見ものになりそうだ。

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