将来の“CBスター候補”は再びプレミアへ挑戦か リヴァプールへの残留とはならずも……

来季のリヴァプール残留とはならず photo/Getty Images

シャルケはカバクを売却する可能性

冬にレンタルでリヴァプールへ加入し、一時期は主力として活躍するも、けがで離脱してしまったオザン・カバク。リヴァプールは契約時に付いていた買取オプションを行使せず、カバクはシャルケに戻ることとなった。

シャルケは今季ブンデスリーガで3勝しか挙げられず最下位で2部降格が決定。クラブは財政難に見舞われており、カバクを売却したいと考えていたことだろう。そのためリヴァプールに加入とならなければ、他のクラブへ移籍する可能性は十分にある。

UEFA EURO2020ではトルコ代表に選出されるも出番なく全敗に終わった。ただ現在21歳と将来性に溢れたリーダー候補は、プレミアリーグのクラブへ移籍するかもしれない。

候補として挙がっているのがレスター・シティだ。昨季はプレミアリーグ5位に終わったレスターがカバクの獲得を狙っているかもしれない。今季はけがの影響もあり23試合にとどまったが、ここ数年高いパフォーマンスを残しているチャグラル・ソユンクにはレアル・マドリードやバルセロナ、マンチェスター・ユナイテッドなどビッグクラブが関心を示しており、今オフに流出となる可能性もある。そうなった場合に備えてカバクの獲得を検討することもあり得る。

もし今季残留となっても次のソユンクとして将来性を含めた獲得もあるか。トルコ代表CBコンビで来季のレスターの最終ラインを支えている可能性もある。対人の強さやアグレッシブな守備と足元の技術も高いカバクをレスターが未来のリーダーに育て上げるかもしれない。

ドイツメディア『DERWESTEN』ではそんなカバクについて複数クラブが彼の獲得に興味と報道。その具体的なクラブとしてレスターとクリスタル・パレス、ブンデスリーガのRBライプツィヒなどが挙がっているようだ。リヴァプールへの挑戦は成功とは言い難い結果となってしまったが、プレイの随所にダイヤの原石としての輝きを見せていたカバク。再びプレミアへ挑戦して自身の価値を上げることができるのか。彼の動向にも注目だ。

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