好調デ・ブライネは止まらない ベルギーのアシストマシーンはEUROでも絶好調

ベルギーの上位進出はデ・ブライネの調子に左右されそうだ photo/Getty Images

ポルトガル戦は日本時間28日に予定されている

EURO2016でベスト8に入ると、2年後のワールドカップ・ロシア大会では3位となり、強豪国の仲間入りに成功したベルギー代表。しかし、代表で絶対的な守備者であったヴァンサン・コンパニが引退し、攻撃陣もエデン・アザールが30歳となり、主力の高齢化が問題視されている。今回のEURO2020でも開催前はロシアW杯がピークだったという意見も多かった。

それでも、グループステージでは3連勝を果たし、失点はデンマーク戦の1点のみ。堂々の1位通過で決勝トーナメントへ駒を進めた。ベスト16の相手は既に決まっており、ポルトガル代表と強豪国ではあるが、今の勢いであれば突破も難しくないだろう。

その要因として、チームの大黒柱の一人であるケビン・デ・ブライネの好調が影響している。今大会は所属クラブであるマンチェスター・シティで負った怪我の影響から初戦は欠場したが、2戦目のデンマーク戦に後半から出場すると、1ゴール1アシストを記録し、失点を喫して苦しかったチームを逆転勝利に導いた。

続くフィンランド戦でもボックス外からペナルティエリア内のロメル・ルカクにパスを通し、アシストを記録している。これで2試合に出場して1ゴール2アシストと出場した試合で必ず結果を残している。

また、代表ではないが、所属クラブであるマンCではCLといった大舞台になるにつれてパフォーマンスが向上しており、ボルシア・ドルトムント戦、パリ・サンジェルマン戦と大事な試合でゴールやアシストを記録している。これは大事な場面でのメンタルの強さを表しており、今後の決勝トーナメントでも期待できる

チーム状況としてはアザールのコンディションが良くないが、ルカクは絶好調でありゴールゲッターとして得点を重ねている。ゴールハンターのルカクとアシストマシーンのデ・ブライネが同時にピッチに立てば、ポルトガル相手にも面白く試合をするのではないだろうか。

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