カウンターでも威力抜群の190cmストライカー スウェーデンの若きエースはイブラを超えるか

スウェーデンの前線で体を張るイサク photo/Getty Images

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EUROで評価は急上昇

EURO2020のような短期決戦では世界に衝撃を与えるNewヒーローとなる選手が出てくるものだが、スウェーデン代表FWアレクサンデル・イサクもその1人だろう。

イサクは今季レアル・ソシエダの選手としてリーガ・エスパニョーラで17得点2アシストの成績を残しており、クラブの方でもブレイクした若き大型ストライカーだ。

EUROにもその勢いを持ち込んでいるのだが、注目すべきはパワーとスピードだ。最近はロメル・ルカクやアーリング・ハーランドなどスピードある大型ストライカーが人気で、イサクもその特長を持っている。
スウェーデンの英雄ズラタン・イブラヒモビッチとも比較される190cmのサイズに加え、縦への推進力も備える。強引にボールを運ぶこともでき、現代サッカーに合うタイプのセンターフォワードだ。

EURO2020グループステージ最終戦ではポーランド代表と戦って3-2の勝利を収めたが、ポーランドを指揮するパウロ・ソウザはイサクのことを「ボールを持っている時でも持っていない時でも、彼は欧州のベストカウンターアタックプレイヤーだ」と称えていた。

グループステージでは得点こそ奪えていないが、イサクはソウザの評価通りカウンターでも力を発揮できる選手だ。21歳の若さも魅力で、数年後にはワールドクラスのストライカーになっている可能性もある。

スペイン『as』はレアル・マドリードまでイサクに関心を示していると伝えており、その評価はEUROで大きく伸びている。運動量やスピードは大先輩イブラヒモビッチも持ち合わせていないものだが、イサクはレジェンドを超える存在になれるだろうか。

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