チェコの快進撃はまだまだ続く? ベスト8進出で準々決勝の相手はEURO2004の再戦に

EURO2004でのデンマーク戦で得点を決めたバロシュ photo/Getty Images

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準々決勝ではデンマークと対戦するチェコ

UEFA EURO2020の決勝トーナメント1回戦でチェコ代表はオランダ代表と対戦した。退場者を出したオランダに対し、チェコは最後までゴールを狙い続け2-0で勝利。EURO2004以来となるベスト8へと進出した。

準々決勝で対戦する相手はウェールズ代表に4ゴールを奪って大勝したデンマーク代表。勢いのあるチームではあるものの、チェコにとっては悪い相手ではないかもしれない。

チェコとデンマークは過去にもEUROの準々決勝で対戦している。チェコがベスト4へと進出した2004年大会だ。その試合ではチェコが3-0と快勝して準決勝へと駒を進めている。当時の試合に出ている現メンバーはいないものの、過去の歴史は選手のメンタルにも優位に影響をもたらすはずだ。また今大会は3バックのスコットランドとオランダに勝利しており、同じく3バックを起用するデンマークは戦いやすいだろう。
2004年にはペトル・チェフという守護神を擁し、パベル・ネドベドなどのゲームメイカーが攻撃の舵を取り、ミラン・バロシュがゴールネットを揺らし続けた。

今大会のチームもトマシュ・ヴァツリークが好セーブを連発しており、チームのベスト8進出に大きく貢献。ヴラディミール・ダリダがゲームメイクを行い、今大会4ゴールを決めているパトリック・シックがゴールを決める。大躍進を遂げた当時のような特徴を持った選手たちがチームをけん引している。

ただし、チェコは対デンマークはEURO2004以来勝利がない。当時と同じ相手を破り4大会ぶりのベスト4進出となるか。17年ぶりにデンマークに勝利し、EUROでチェコの新たな歴史を刻むかもしれない。

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