CLを戦い抜くためにも彼の力はまだ必要か マンCが最重要人物と契約延長へ

来季もマンチェスター・シティで戦うことになったフェルナンジーニョ photo/Getty Images

彼の後釜は見つかるのか

長年クラブを支えたセルヒオ・アグエロがバルセロナへ去り、最古参となったマンチェスター・シティのフェルナンジーニョ。36歳となった彼だが、未だその実力は衰えておらず、現時点で言えばアンカーのファーストチョイスはスペイン代表のロドリではなく、フェルナンジーニョだと言える。

そんなフェルナンジーニョは先日、クラブと1年間の契約延長を発表している。本来であれば、今季で契約満了となっていたが、延長にこぎつけたようだ。2013年からプレミア王者に在籍しており、これで9季目となる。

本来であれば彼の退団は既定路線となっており、サッスオーロのMFマヌエル・ロカテッリ、アストン・ヴィラのMFドウグラス・ルイスと実力者を獲得するという報道は出ていたが、ここでの延長はクラブとしてはありがたいだろう。以前までスタメンで起用されていたロドリだが、シーズン終盤になるにつれて疲労が溜まっていき、コンディション不良からパフォーマンスが落ちており、控えに確実に戦力となれるフェルナンジーニョが居れば一安心だ。

また、パリ・サンジェルマンのような対カウンター相手ではロドリよりも中盤でフィルター役となれるフェルナンジーニョが最適解と昨季、証明されており、今後もそういったチームと対戦すると考えれば彼の残留は大きい。また、CLのような一つのミスが負けに直結する試合ではフェルナンジーニョの貢献の大きさを感じることが出来る。

また、ハリー・ケインやジャック・グリーリッシュのような大金の掛かる選手の獲得を目指しているマンCであれば、今夏での余計な出費は抑えたいはずだ。

しかし、1年のみの延長から推察するに、次のシーズンでは退団が濃厚となるだろう。その時にロドリが守備的なアンカーとして成長しているか、フェルナンジーニョのような守備強度の高い選手の獲得は来季こそ必須となる。

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