彼に活躍の場を与えてみるのも面白い マンCの未完の大器がイタリア行きか

インテル行きの話が出ているメンディ photo/Getty Images

続きを見る

来季はどのクラブでプレイするのか

来季でマンチェスター・シティ5年目となるバンジャマン・メンディ。期待されていた加入当初からかなり時間が経ったが、移籍金約70億円の価値は見せられていない。また、契約も来季で満了となり、延長の話も出ていない。延長は難しく、どこかで試合に出るためにも、今後は就職活動に励まなければならないが、どうやらイタリア王者が彼に関心があるようだ。

伊『Corriere dello Sport』によればインテルがメンディ獲得に関心があると報じている。意外なところから興味を持たれているメンディだが、彼にとっては素晴らしい話ではないだろうか。

インテルは昨季、[3-5-2]で試合に臨むことが多く、その戦術であればウイングバックのポジションが生まれることになる。メンディの本職は左サイドバックだが、昨季マンCでウイングバック起用したところ彼の強みである攻撃面が非常に良く出ており、好感触であった。

また、インテルにはロメル・ルカクといったサイズのあるストライカーが在籍しており、メンディの武器である高速クロスに彼が合わせるシーンは容易に想像できる。更に前任者であるアシュリー・ヤングはアストン・ヴィラへの移籍を果たしており、席が空いている状態だ。そこにメンディが収まる可能性も低くはないだろう。

加えてメンディはまだ26歳であり、これからの成長が見込める選手だ。マンCでは控えでの出場が多く小さくまとまってしまっているが、一定の出場機会を得られれば安定した戦力となるだろう。怖い点としては負傷での離脱だが、ここ2シーズンはそこまで怪我をしていない。

しかし、一番の問題点となるのが移籍金だ。プレミア王者は彼をモナコから約70億円で買っている。マンCとしてもある程度は回収したいだろう。インテルとマンCの間で見積もりの相違が生まれる展開は避けたいところだ。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.299 フリック・バルサ徹底分析

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:コラム

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ