メッシの次を担う新たなバルサのアイコンに? 18歳の逸材MFに見える可能性

バルセロナで存在感を増すペドリ photo/Getty Images

セスクも絶賛する才能

今年6月限りでバルセロナとの契約が切れ、現在アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(34)はフリーの身となった。今後クラブは再契約を結ぶ方針を持っているようだが、彼には現時点でパリ・サンジェルマンも食指を伸ばしているとも現地メディアによって伝えられている状況。下部組織時代からバルセロナ一筋でキャリアを形成してきたメッシだが、今夏いよいよブラウグラナを離れる可能性は高くなっている。

そうなれば、バルセロナが次にクラブの中心を任せるべきは誰なのか。メッシという偉大すぎる存在に匹敵する選手はなかなか出てこないだろうが、精神的支柱というのは今後も必要になってくるだろう。チームが苦しいときに、そのプレイで仲間を引っ張り上げてくれる選手。はたして、誰が適任か。

ひとり候補を挙げるならば、スペイン代表MFペドリ(18)あたりは有力といえるだろう。まだ18歳の選手ではあるものの、そのクオリティはバルセロナでも屈指のレベルにあると言っていい同選手。ポジションこそ違えど、プレイでチームを牽引するという意味では、彼こそクラブのアイコンとしての“メッシの後継者”には適役かもしれない。

「彼はそのキャリアを少しゆっくりとスタートさせたけれど、着実に成長していると思うよ。今季はバルセロナで素晴らしいシーズンを過ごした。まだ18歳の選手だけど、彼には特別な才能があり、近い将来スーパースターになれると私は考えている。ペドリはいつもボールを求めていて、自信満々だ。チームが困難な状況に陥っても、そのスタイルを変えないところも私は大好きさ。メッシを失っても、彼がその代わりを務めることになると思うね」(英『talkSPORT』より)

かつてバルセロナでプレイした元スペイン代表MFセスク・ファブレガス(現ASモナコ)も、メッシの後継者にはペドリがふさわしいとこのように主張している。メッシという偉大な男を失う可能性が出てきたバルセロナ。しかし、今後の同クラブは彼に代わる次世代のスーパースターを積極的に育てていくべきか。2020-21シーズンに急成長を遂げたバルセロナの新たなアイコン候補。ペドリの成長にはこれかも大いに期待したいところだ。

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