ようやく目を覚ましたイングランドの点取り屋 好調維持で得点王も……

彼の復調は大きい photo/Getty Images

ケインのゴールは大きい

決勝トーナメント以降、ドイツ、ウクライナを倒し、ベスト4に駒を進めたイングランド代表。ここまでは前評判の通りの好成績を残しており、次のデンマーク戦への期待が掛かる。

そんなスリーライオンズだが、ウクライナ戦ではエースであるハリー・ケインが2ゴールを決めており、ドイツ戦に続いて連戦でのゴールとなった。グループステージでは得点を奪えておらず、イングランド国内で最も優秀なストライカーであるケインに不安の声があったが、彼の復調は今後の戦いに向けて大きな収穫となったはずだ。

また、ケイン自身も前線に張り付くだけでなく、ミドルサードに降りて組み立てに加わるなど、本来のプレイスタイルに戻ってきており、そういった点でも本来のケインが帰ってきたと言える。

更にウクライナ戦でのゴールで今大会3ゴール目となっており、今後の試合の出来次第では得点王のタイトルも獲得できる位置に付けている。現在は5ゴールでクリスティアーノ・ロナウドとパトリック・シックが1位に付けているが、彼らは既に敗退しており、今後はその得点が動くことはない。

そうなれば、好調のケインが次のデンマークを破り、決勝でもゴールを決めれば彼が得点王となることも予想できる。また、チームメイトのラヒーム・スターリングも3得点を決めており、現状はケインと並んでいる。スターリングもイングランド代表の中で好調を維持している選手の一人であり、ケインとスターリングのダブル受賞も可能性としては考えられる。

イングランド代表の次の試合は日本時間8日のデンマーク戦となっている。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.299 フリック・バルサ徹底分析

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:コラム

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ