“22歳差スタメン”となったSC相模原 日韓W杯時は生まれていない19歳と稲本潤一が切磋琢磨

ロシア戦でも勝利に導くゴールを決めた稲本 photo/Getty Images

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稲本潤一は日韓W杯のベルギー戦などで得点

明治安田生命J2リーグでSC相模原とギラヴァンツ北九州が対戦。この試合で稲本潤一と藤原優大がともにスタメン出場を果たす。今季ルーキーとともに同じピッチに立った41歳は、運動量豊富に走り回り勝ち点獲得に貢献した。

稲本はこの試合にボランチで出場すると、相手の出足の良い守備で中盤を制圧。経験豊富なベテランは、北九州の攻撃を封じ込めた。攻撃的に出たいチーム事情により62分に芝本蓮と交代となった。

また7月に浦和レッズから相模原へ加入した藤原もデビュー戦となったこの試合。今年ルーキーで19歳の藤原に対して稲本は41歳と、22歳差の2人が同じピッチに立つこととなる。
稲本といえば思い出されるのが2002年の日韓ワールドカップだ。2度目の出場となったW杯で2勝1分と首位通過を果たす。稲本はベルギー代表戦で逆転ゴールを決めており、試合は2-2の引き分けとなったが、首位突破へ貴重な勝ち点1の獲得に貢献した。

そんな稲本がゴールを決めたベルギー戦は2002年6月4日に行われた。相模原デビューを飾った藤原は現在19歳であり、同年に生まれている。誕生日が6月29日の彼は、ベルギー戦の頃には、生まれていなかった。そんな2人がギオンスタジアムのピッチに立ってチームメイトとしてプレイしていたということになる。

41歳ながら今も現役を続けてJ2の主力として戦う稲本。大きくブレイクした頃には、まだ誕生していなかった若手選手とともにチームの中盤にとって重要な存在となっている。年齢などピッチ上ではただの数字に過ぎないと思わせる稲本のプレイと、そんな大舞台で活躍したベテラン選手の大きな背中を見ながら成長していく藤原の両選手に注目していきたい。

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