プレミア最高級SBはEUROでさらなる高みへ イングランドを導く“左サイドの支配者”

EUROでも印象的なパフォーマンスを披露するショー photo/Getty Images

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R・カルロスも認めるレフティー

今や各方面から「プレミア最高の左サイドバック」との評価を受けるようになったレフティーは、今回のEURO2020でさらに自身の価値を高めることができるか。2020-21シーズンにマンチェスター・ユナイテッドで確固たる地位を築いた男が、欧州最高峰の舞台でさらなる成長を遂げようとしている。

その男とは、イングランド代表の左サイドで躍動するDFルーク・ショーだ。グループステージ初戦こそ左SBのスタメンをキーラン・トリッピアーに譲ったものの、その後は準々決勝までの全試合で先発を果たしている同選手。随所で気の利くプレイを見せており、初優勝を目指して邁進するスリーライオンズにとっては非常に頼もしい存在だ。データサイト『WhoScored.com』による今大会の1試合平均評価点もチーム2位タイの「7.49」。こうした面からも、彼の貢献度の大きさは見て取ることができるだろう。

2020-21シーズンのマンUにおける勢いそのままに、EUROでもそのクオリティの高さを見せつけるショー。このまま同大会でイングランド代表が優勝を果たすこととなれば、その評価はいよいよワールドクラスということになってくるだろうか。かつてはマンUで思うように試合に絡めない時期もあったレフティーだが、ついにその実力が世界に認められる瞬間が訪れようとしている。
「彼にはとてもやる気があるし、試合を重ねるごとに良くなっている気がするよ。ウクライナ戦でのパフォーマンスは本当に素晴らしかったね。ほかの選手も称えたいが、ショーはイングランドにとって重要なピースだった。常に改善を続けていて、トップになるために必要なものを全て持っていると思う。彼はイングランド代表の左サイドバックだ。この事実が多くを語っていると思うよ」(英『PA』より)

そんなショーの活躍には、かつて左SBとして“世界最高級”の評価を受けた元ブラジル代表DFロベルト・カルロス氏も感銘を受けている様子。ショーはマンUで“ショーベルト・カルロス”というニックネームを付けられているとのことだが、本家も彼の実力は認めているようだ。

舞台をナショナルチームに移しても、その勢いは止まるところ知らないショー。はたして、左サイドを支配する男はイングランド代表を悲願のEURO初制覇へと導くことができるか。

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