サッカー界No.1の不運なプレイヤー? EURO、W杯に迫ったシルバーコレクター

ドイツを代表するレジェンドMF・バラック photo/Getty Images

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毎回のメジャートーナメントで高い評価を得ていたが……

サッカー界ではファイナルで負ける機会が多い選手のことをシルバーコレクターなどと呼ぶことがあるが、シルバーコレクターの中でも1、2を争うほど有名な存在がいる。

偉大なキャリアを歩んできたが、不運な選手との印象が強い元ドイツ代表MFミヒャエル・バラックだ。

ドイツ代表の方では2002年の日韓ワールドカップ準優勝、EURO2008も準優勝と、2つのメジャートーナメントで決勝まで進出しながら栄冠を逃してしまった。
何より凄いのは、2002年のワールドカップからメジャートーナメント4大会連続でチーム・オブ・ザ・トーナメントに選ばれていることだ。

2002年のワールドカップではGKオリバー・カーン、FWミロスラフ・クローゼとともにドイツ代表の中から選ばれ、EURO2004ではドイツ代表から唯一選ばれた。

2006年のワールドカップではGKイェンス・レーマン、DFフィリップ・ラーム、FWクローゼとともに選出され、EURO2008ではラームとともに選出されている。

常に大会で主役級の活躍を披露していたのだが、残念なことに頂点には届かなかった。

クラブの方ではレヴァークーゼンとチェルシーで1度ずつチャンピオンズリーグ準優勝を経験しており、バラックはクラブと代表の両方でもっと多くのビッグタイトルを獲得できた可能性がある。チームを引っ張るリーダーシップ、攻撃のビジョンとテクニック、屈強な選手とも戦えるパワーなど総合力に優れており、ドイツのサッカー史に名を残す存在であることは間違いない。

十分に凄いキャリアだが、シルバーコレクターの異名だけが不運だ。ほとんどすべてのタイトルに手をかけていただけに、ファイナルの結果次第では更なる評価を得ていたことだろう。

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