切れ味鋭い突破を見せた浦和育ちのドリブラー 進化を続ける男が得意の武器で好機をつくる

関根のドリブルからのゴールも見たい photo/Getty Images

右サイドハーフでスタメン出場した関根

天皇杯3回戦で浦和レッズはSC相模原と対戦し、キャスパー・ユンカーの得点により1-0で勝利した。この試合でフル出場を果たした関根貴大は、得意のドリブルで右サイドを制圧。攻撃の起点となった。

関根は右サイドハーフでスタメンとなった。積極的なドリブルを披露して相模原守備陣を切り裂いた。後半には幾度となく右サイドから攻撃機会をつくり出し、決定機となるシーンも創出。右サイドの起点となった関根がドリブルで攻撃のリズムをつくった。

浦和の下部組織出身の関根は、2014年にトップチームに昇格して活躍。海外で2年半過ごした後に再び浦和へ戻ると、昨季はチームの副キャプテンも務めた。そんな関根は新体制によりドリブルだけでなく、時にはサイドチェンジや中央に入ってパスを供給するなどさまざまな役割を果たしていた。

その中で彼の一番の持ち味は切れ味鋭いドリブルだ。今季はそのドリブルを披露するシーンはさほど多くないものの、いざドリブルを開始すれば決定的なシーンへとつなげる。またレッズサポーターもそのドリブルに大きく期待しており、彼がボールを持った瞬間に期待感を抱かせるプレイヤーへと成長している。

浦和育ちのドリブラーが、今試合ではチャンスを何度もつくり出しており、キレのあるドリブルはいまだ健在。右サイドから埼玉スタジアムや駒場スタジアムを沸かす彼の姿を見れることだろう。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.299 フリック・バルサ徹底分析

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:コラム

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ