新生ウルブズが来季プレミアをかき回す存在に? 要注目は若いポルトガル代表FWだ

来季のウルブズは面白いチームとなるはずだ photo/Getty Images

注目されているネト

チャンピオンシップ時代からチームを率いていた指揮官であるヌーノ・エスピリト・サントが退任を発表したウルブズ。彼の作ったチームは上位相手にも互角の戦いを見せ、プレミアを面白くさせる存在であった。彼が退任し一時代を終えることになったが、新監督に元ベンフィカのブルーノ・ラージが就任し、新生ウルブズにも期待だ。

そんなポルトガル軍団だが、7月現在での即戦力となる補強はバルセロナからFWフランシスコ・トリンコンを買取オプション付きのレンタルで獲得したのみとなっており、新監督の元での大型補強は今のところ行われていない。

そうであれば、来季の中心人物はFWペドロ・ネトか。2019年にウルブズに加入したネトは昨季リーグ戦30試合に出場するなど、チームの主力に成長している。また、21歳ながらタレント軍団として知られるポルトガル代表に選ばれる実力者であり、現在は怪我で療養中だが来季のプレミアを賑わす選手の一人であると言える。

そんなネトだが、ウルブズではこれといった固定ポジションはなく、前線や中盤など複数のポジションをこなせる選手だ。プレイスタイルは左利きのチャンスメイカーでドリブルやパス、シュートと攻撃で必要な能力はすべて高水準で兼ね備えている。昨季はリヴァプールに移籍したディオゴ・ジョタと怪我でシーズンアウトとなったラウール・ヒメネスの抜けた穴を完璧にではないが、埋める形となった。

それでも、来季は新加入のトリンコンや長期離脱から復帰したヒメネスなど、昨季にはなかった前線のクオリティが戻ることが予想できる。ネトを擁するウルブズの躍進に期待できそうだ。

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