前回W杯は出場すらできなかったが…… 欧州制覇を成し遂げたイタリアの5大会ぶり“珍記録”

53年ぶりのEURO制覇となったイタリア代表 photo/Getty Images

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イングランドとの決勝に勝利した

イタリア代表が53年ぶり2度目の優勝で幕を閉じたUEFA EURO2020。ロベルト・マンチーニ監督の下、攻撃的なサッカーへと舵を切ったイタリアが欧州の頂点へと立った。

そんなイタリアだが、5年前に悔しい思いも経験している。ジャンピエロ・ヴェントゥーラ監督が率いていたチームは、2018年に行われたFIFAワールドカップのロシア大会ではヨーロッパ予選で敗退。大会連続出場記録が15回で途切れてしまい、60年ぶりにW杯出場を逃すこととなった。

その後、イタリアはマンチーニ監督を招へい。攻撃的なスタイルへと変貌を遂げたアズーリは、現在まで34試合無敗という記録を続けている。
また新たなEURO王者は、前回W杯に出場していないながら欧州制覇を経験。これは日韓W杯に出場できなかったものの、EURO2004の王者となったギリシャ代表以来となる5大会ぶりとなる珍しい記録となった。

次に狙うは来年のカタールW杯制覇だ。前回出場しなかった国が翌大会に優勝となれば、1994年のアメリカW杯に出場できなかったものの自国開催となったフランスW杯で優勝したフランス以来6大会ぶりの記録となる。今大会は例年と異なりW杯から5年後の開催となったものの、欧州予選敗退からここまでの復活を果たしたイタリア。マンチーニ監督の下で無敗をキープする新欧州王者が、この勢いのままW杯も制覇するのだろうか。W杯予選でのイタリアの戦いにも注目だ。

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